ニュースリリース

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業界初、ささやき声も聞こえやすいウィルス飛沫感染防止パーティションフイルム型パーティション「通音」を製品化、販売開始

2021.03.05
NO_NR210305-1

株式会社新生工業(代表取締役社長:中山 誠)は、このほど、業界初(当社調べ)となる、「ささやき声も聞こえやすい」フイルム型パーティション「通音」(商品名)を開発、製品化し、販売をいたします。

従来のアクリル板型パーティションの素材に薄膜フイルムを採用することにより、高周波数帯域での音の透過性を平均で+13.3dB改善することで、「パーティションを介さない会話と遜色なく、ささやき声でも聞こえやすい」を実現しました。(当社調べ)

正式販売は、202131日から開始しています。

【価格】

L900サイズ 化粧板無:25000/化粧板有:40000円(共に税別/送料別)

L404サイズ 化粧板無:21000/化粧板有:30000円(共に税別/送料別)

お問合せ窓口:谷口(電話番号0774-44-3289

【フイルム型パーティション「通音」】

【製品開発に至る背景】

昨年よりコロナウィルス感染症の流行に伴い、官公庁、銀行、病院といった個人情報を取り扱う窓口業務では、対面会話におけるウィルス飛沫感染対策として、アクリル等の透明樹脂板で製作されたパーティション(以下アクリル板型)が設置されております。しかし、このような環境下での対面会話の場合、パーティションに声が吸収、反射されて、相手に届く音量が減衰し、「こもったような声になり、声が聞き取りづらい」という問題が発生しております。その結果、大きな声を出さなければならなくなり、「近傍の方へ個人情報が洩れる」「発声量の増大よる飛沫増加で飛沫感染リスクが高まる」といった懸念から「窓口業務担当者、来訪者の方々が大きな心理的ストレスを抱える」といった課題が顕在化しております。

【フイルム型パーティションによる改善について】

会話と関連のある周波数帯域は、性別による音の高低はあるもののおおよそ504000Hzの範囲とされ、高周波帯域は会話の聞き取りやすさに影響を与えると言われています。

広帯域ノイズを用いたパーティションの音の透過性を計測した実験から、アクリル板型に比べてフイルム型は、630~8000Hzの周波数帯域の透過性を平均+13.3dB最大+18.8dB改善しています。特に高周波数帯域の透過効率が高いことから、「パーティションを介さない会話と遜色ない聞こえやすさ」を実現でき、円滑なコミュニケーションが可能になります。

※当社調べ(測定場所:無響室/測定者:株式会社新生工業)

そのほかには、フイルム型パーティション「通音」は、下記の特徴を有しております。

・耐エタノール性を持ったフイルム素材のため、エタノールによる定期清掃が可能。

・エタノールによる定期清掃にも対応できる実用強度を有している。

・アクリル板と同等の透明性を有し、対面会話におけるクリアな視界を確保している。

202131日からの正式販売に先立ち、一部企業様には1月よりモニター販売にてご提供しております。ご採用いただいた企業様からは大変ご好評をいただいております。

今後、当社は、地方独立行政法人大阪産業技術研究所 和泉センターの協力を得て、「通音」の聞こえやすさに言及した研究を実施し、より高性能なフイルム型パーティションを開発し販売することで、コロナウィルス感染症飛沫感染対策による生活様式の変化に伴う課題解決に貢献してまいります。